梯子消防自動車10ｍ〜15ｍ

梯子消防ポンプ自動車１１ｍ

川崎市消防局川崎消防署配備　シャーシ：三菱FE335B改　ポンプ：A-2級（ME-3A)　梯子：3連11.4m(MLE3-10)　製作：1991年　森田ポンプ

３ｔ級シャーシにA-2級ポンプと１１ｍのバスケット付き梯子を装備した車両です。川崎市では梯子車としてではなく、ポンプ車として運用されていますが、地方の消防本部や島しょ部では梯子車として運用されている所もあります。CD-�T型ポンプ車とほぼ同等のサイズなので、一般建物火災や道路狭隘地域での活躍が期待できます。

ポンプ水槽付き梯子消防自動車（11m)

東京消防庁八王子消防署北野出張所配備　シャーシ：日野P-FD171BA改　ポンプ：A-2級（ME-5）　梯子：3連11.7m（MLE3-10）　梯子作業半径８．７ｍ　水槽：500L　製作：1990年　森田ポンプ

この車両は4tシャーシに１１ｍのジャイロターンテーブル、180Kg折畳式バスケット型梯子とA-2級ポンプ、水槽、軽量輅車を装備した車両です。ポンプの放口、吸口は左右の収納ボックス奥に各1口づつあり、かなり使い勝手は悪そうです。ポンプは中挟みPTO、梯子はサイドPTOで駆動しており、同時駆動も可能です。圧力計兼用練成計(写真が無くてスミマセン）や吸管や梯子の配置など、随所に小さな車に多機能を持たせようとした苦労の跡が伺えます。東京消防庁では、梯子車としてではなく、ポンプ車として運用されていますが、自治省検定では梯子車に分類されるため、梯子車として掲載しました。

小型はしご車（12ｍ）

柏市消防本部旭町消防署配備　シャーシ：いすゞU-NPR59LRQ改　エンジン：4BD1（3,865cc、直4ディーゼル、45.6kW）　梯子：三連12m（SL-120） ポンプ：B-2小型動力ポンプ積載　製作：1985年　愛知車輌

この車輌はエルフ3.5tワイドキャブをベースに電線工事などに使われる高所作業車を改良し、梯子車とした車両です。梯体は油圧伸縮式で起伏角度は-16度〜75度、作業半径は最大8.5mです。バスケットの許容荷重は200Kgで、梯子の操作はバスケット内とターンテーブル上の操作盤から行います。国庫補助対象外の車両ですが、梯子車と比べ価格が安く、梯子車としての性能も遜色ないため、このタイプの車両を導入しているところは何箇所かありますが、ワイドキャブの車は珍しいと思います。

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